湿気の多い時期になると気になるのがカビです。
カビは壁や布団、お風呂場によく発生しますが、もしカビを吸って人体には影響はないのか?
そんな疑問にここでは、
カビは体に害があるのか?
カビが原因でなる病気とは?
カビを発生させない予防策は? についてご紹介します。
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カビは体に害があるのか?
カビは湿度の多い時期、梅雨や冬場に多く発生します。
カビと一概に行っても、80,000種以上が確認されていて、今も新しく発見され続けています。
そんな多くの種類があるのだから、良い物もあれば悪い物もあります。
良い物では、アカカビから作られる「ペニシリン」これは世界初の抗生物質として有名ですね。
食べ物にも発酵には欠かせなく、醤油や味噌などの麹、チーズにも使われますね。
でも悪いカビもあるのが現実です。
よく生活の中で見る物としては、モコモコな毛が特徴的な「ケカビ」でこれは空気中に良くいるカビなんです。
このケカビが吸い込む事で肺に悪影響が出る時もあるのです。
また有名な物で「クロカビ」と呼ばれるカビもあり、これは主に土の中に存在するカビで
家の壁やお風呂場、キッチンなどのヌメリのもとにもなるんです。このクロカビは人体に皮膚病の原因になる場合があります。
カビによる体への影響は健康な人には問題がない場合が多く、悪化しやすい人の特徴としては、高齢者や赤ちゃんなどの免疫力が弱い人がなりやすく
大人でも抵抗力が弱った時には注意が必要です。
カビが原因でなる病気とは?
カビが引き起こす病気は主に
- アレルギー疾患
- 感染症
- カビ中毒
アレルギー疾患はカビの胞子を吸い込んでしまいアレルギーを起こすものです。
気管支に入り炎症を起こしたり、鼻炎の原因とも言われています。
特にアスカビと言われる「アルテナリア」と言うカビは胞子が大きくて、吸い込むことでアレルギー性鼻炎を起します。
多くの症状は風邪に似ていて、熱は無いのに咳が止まらない時はカビが原因と言う事もよくあるようです。
なので最近、なぜか咳が止まらない方はカビを多く吸い込んでいる可能性があるかも!
感染症は、カビが人体に取り付いて起きます。特に免疫力が低下している人がなりやすく、
水虫などもカビによる感染症なんです。
カビ中毒は、カビが出す毒性物質の「カビ毒」に原因でなるもので、
細菌などとは違い、食べてすぐに吐き気や腹痛に襲われるという事が稀で
時間が経ってから、ガンや肝臓、腎臓に障害が出て来る場合があります。
皮膚に感染する場合
カビによる代表的な病気としては、白癬菌が原因の水虫です。
この白癬菌は人や動物の髪・毛・爪などに含まれるタンパク質の一種「ケラチン」を好み、
30種類以上の菌種が存在するとも言われています。その中で人から人に移る「ヒト好性菌」が、皮膚や爪に付き繁殖して悪化したものが水虫なんです。
この白癬菌は、高温多湿を好み、汗や汚れを残したそのままでいると肌がアルカリ性になり、このアルカリ性も好むので
しっかりお風呂に入り、肌の環境を弱酸性にしておけば感染を抑える事が出来ます。
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吸い込んでしまう場合
アスペルギルスと言うカビを吸い込んでしまうと、気管支肺アスペルギルス症を引き起こす場合があります。
このカビは、普段ではヒトが感染症までなる事はありませんが、免疫力が低下していたり、呼吸器官に疾患があると
このカビに対してアレルギー反応が出ています場合があるんです。そして様々な合併症を引き起こします。
感染して進行すると、息切れが常にしたり呼吸困難になる場合もあるため、体が変だと思ったらすぐに病院に行くようにしましょう。
他にも、ハトなど鳥類の糞で汚染された土壌に生息するクリプトコッカス-ネオフォルマンスというカビが原因の
クリプトコッカス症があり、これは感染すると、徐々に疲労感、倦怠感が出て発熱や頭痛も起き、
脳まで感染が進行すると重大な症状が出ることもあります。なので免疫力の低下した人はハトが沢山いるような公園に行かないようにしましょう。
カビを発生させない予防策は?
まずカビの発生条件としては
発育には「栄養源・水分・温度・酸素」の4つの要素が必要です。
温度が20℃~30℃、湿度が80%で栄養分のある場所。
でも温度が5℃以上45℃以下、湿度60%でも繁殖する場合もあります。
換気
天気がいい日は窓を開けて換気をしましょう!!
換気をする事で、湿度を下げる事が出来るのでカビの発生も押せえられます。
これをするだけで、カビの発生条件の水分と温度を遮断する事と換気をして、部屋の中を飛んでいるカビを外へ出すこともできます。
そして、ただ窓を開けるだけではダメなんです!
空気の流れを作ってあげましょう。よどんだ空気を扇風機で風を送るといいです。
押入れや下駄箱も開けて、湿気がこもらないようにしてあげましょう。
注意点として、カビの胞子が飛ばないようにきれいに掃除してから風を送ってあげてください。
こまめに掃除する
やはりこまめに掃除をする事が一番でしょう。
特にホコリは、カビの栄養源でもあるためホコリを溜めないように掃除をしましょう。
またカビが根を張っている場合は、カビはアルカリ性や酸性に弱いので、
アルカリ性や酸性の洗剤や漂白剤、クエン酸を使うと良いでしょう。
ですがこれらを使う時は、プラスチックやステンレスが痛む場合もあるので使う時注意してください。
記事:一人暮らしの大掃除のコツと薬品臭回避、重曹と台所掃除のコツ
エアコンや加湿、除湿器
これらにはカビの発生条件が揃っているのでカビが多く発生しています。
使う前は必ず、掃除をしてください。フィルターやタンクなど、エアコンは掃除用のスプレーでも良いですが、やはり清掃業者に頼む事が一番でしょう。
またこれらを可動してから、10分くらいは換気をすることをオススメします。
汚れた空気が出て来るので、その空気を外へ出しましょう。
加湿器や除湿器はパーツを外してみると、けっこう中は酷いもんです。
記事:加湿器にカビを発生させない対策は?除去のやり方と臭い対策
まとめ
いかがだったでしょうか?
カビは人の体にいろんな病気を引き起こす物でもあるので
出来るだけ吸い込んだりしたくはないですね。
水虫もカビの一種だったんですね!
他の病気は免疫力が低い時になるものですが、健康な時油断してはいけません。
そのためにもカビの発生条件を知り、こまめに掃除して発生を抑えて健康な体でいましょう!!
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