蜜蜂と遠雷のあらすじと読み方は曲を聞くこと!本屋大賞&直木賞受賞!

蜜蜂と遠雷のあらすじと読み方は曲を聞くこと!本屋大賞&直木賞受賞!

史上初の「直木賞」と「本屋大賞」を受賞した「蜜蜂と遠雷(みつばつとえんらい)」。

 

そんな蜜蜂と遠雷ってどんな作品なのでしょうか?

 

そのあらすじや読み方はどうすればいいのか見ていきましょう。

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蜜蜂と遠雷のあらすじとは

史上初の「直木賞」と「本屋大賞」を受賞した「蜜蜂と遠雷」!

そんな蜜蜂と遠雷のあらすじを見ていこう。

 

始まりは”一枚の手紙だった”。

それはフランスの音楽家からの手紙。

 

「皆さんにカザマ・ジンをお送りする」無名に等しい16歳のピアニストの推薦状だった。

皆さんに、カザマ・ジンをお贈りする。文字通り、彼は『ギフト』である。恐らくは、天から我々への。

だが、勘違いしてはいけない。試されているのは彼ではなく、私であり、皆さんなのだ。

彼を『体験』すればお分かりになるだろうが、彼は決して甘い恩寵などではない。

彼は劇薬なのだ。

中には彼を嫌悪し、憎悪し、拒絶する者もいるだろう。しかし、それもまた彼の真実であり、彼を『体験』する者の中にある真実なのだ。

彼を本物の『ギフト』とするか、それとも『災厄』にしてしまうのかは、皆さん、いや、我々にかかっている。

ユウジ=フォン・ホフマン

 

それを贈ったのが「ユウジ=フォン・ホフマン」という伝説的な天才ピアニスト。

その時、すでにホフマンは亡くなっておリ、音楽界に激震があった時の手紙だった。

 

またホフマンは弟子を取らないことでも有名で、この「カザマ・ジン」が弟子だと言うことも音楽界を驚かれた。

蜜蜂と遠雷での、中心となる「風間塵(カザマジン)」

そのピアニストとしての腕前は師匠譲りで天才だった。

「天才風間塵」とコンクールで出会う「天才達」の物語が【蜜蜂と遠雷】。

 

ザックリとした、あらすじはこんな所!

天才ピアニスト少年が日本で行われるコンクールで、予選から始まる10日間の戦いを描き、3人のライバルと競い合う物語です。

その3人のライバル達が、良い個性を発揮してくれる。

 

そして

言葉の表現方法も音楽という文章では難しい所を分かりやすく感じやすくしてくれる。

蜜蜂と遠雷の読み方は曲を感じるだけかもしれない!

 

蜜蜂と遠雷の一節

一握りの光を浴びてる音楽家の素晴らしさが余計際立つ

挫折していった多くの音楽家たちが陰に累々といることを知っているからますます音楽は美しい

 

【蜜蜂と遠雷】4人の天才

「蜜蜂と遠雷」で物語の中心となる4人の天才ピアニスト。

 

風間塵(かざま・じん)

「蜜蜂と遠雷」の蜜蜂は風間塵からきている!

養蜂家の父を持つ風間塵は「蜜蜂王子」と言われ、世界を転々とする天真爛漫な16歳の少年。

そして伝説的なピアニスト「ユウジ=フォン・ホフマン」の弟子。

そんなホフマンが亡くなり、世界が衝撃を受けるそんな中に彼に弟子がいたことが分かった。

 

弟子をとらない事で有名なホフマンの弟子ということで「風間塵」は注目される。

ホフマンが「芳ケ江国際ピアノコンクール」への推薦状から「蜜蜂と遠雷」の渦が回り出す!

 

ホフマンの推薦状にはこう書いてある。

「彼を本物の『ギフト』とするか、それとも『災厄』にしてしまうのかは、皆さん、いや、我々にかかっている。」

ギフトと災厄、天才が育てた天才はこの物語でどんな活躍をするのか?

 

高島明石

ずば向けた天才ではなかった。

でも凡人でも無いようだ。

 

それが28歳という、コンクールの年齢ぎりぎりで参加する高島明石。

もしかしたら、音楽家としてはこれで最後かもしれない覚悟でコンクールに参加する。

多くのコンクールに参加し入賞こそするが未だに無冠、実力十分なサラリーマンで普段は楽器店で働く。

 

第一線からは離れていて練習量や感覚などが鈍っているのか?

若き天才達とどうやって向かっていくのか?

芳ケ江国際ピアノコンクールで”無冠サラリーマン”が力を魅せる。

 

マサル・カルロス・レヴィ・アナトール

フランス人の父と日系三世ペルー人の母を持つ、アメリカ人の「マサル」。

アメリカの音楽大学「ジュリアード音楽院」の19歳の青年。

そして、完璧な演奏をする優雅な姿から「ジュリアードの王子様」と呼ばれる。

 

コンサートでは優勝候補と言われている程の人物で周囲からの期待も高まるが本人はどう思っているのか?

「マサルはピアノは好きなのか?」と思ってしまう。

ピアノをする事になったきっかけは、日本の小学校に通っていたときに「アーちゃん」という女の子と仲良くなったのが始まり。

そんな日本で出会った「アーちゃん」とはコンサートを再会することに。

 

栄伝亜夜(えいでん あや)

かつて天才少女と言われ、CDデビューまでした亜夜。

でもこれからという時に、突然の母の死。

母の死でピアノが引けなくなり、コンサートを逃げ出した経験を持つ。

 

「消えた天才少女」と言われる20歳で、通っている大学の恩人であり学長に勧められ、芳ケ江国際ピアノコンクールに出場する。

そこで観た「風間塵」に刺激され、彼女の眠っていた才能が不死鳥の様に蘇る。

「私は音楽の神様に愛されているのか?」

 

蜜蜂と遠雷の読み方とは

蜜蜂と遠雷は少しボリュームがある作品ですが、主な登場が四人いるのでそれぞれの人物像が描かれていてスラスラと読むことが出来る。

また、音楽をあまり知らない人も楽しめる作品でスムーズに曲の情景を感じ取ることが出来る。

 

作者の恩田さんは、10年以上の時間をかけて蜜蜂と遠雷を作り出しました。

実際に音楽コンクールを出向きリアルなコンクールやそこに挑む人間も描かれているので、音楽コンクールを感じること出来る。

 

曲に関してはCDも出ているんですよ!

蜜蜂と遠雷 音楽集

蜜蜂と遠雷の戦い

蜜蜂と遠雷は4人の天才が魅せるピアノの曲が浮かんでくる様な物語。

小説では難しい音楽をこの作品では、「曲が浮かんでくるようだ」という人も多い!

あらすじでは、ホフマンからの推薦状から始まると言った様に「風間塵」の登場から始まり、コンクール第一次予選から始まる天才の戦いが描かれる。

 

予選では、持ち時間は20分と言う、審査委員達は飽き始めたその時に

  • 風間塵の神々しいく、人を引きつける演奏。
  • マサルの優美かつ力強い演奏。
  • 高島明石の人生をかけた思いがある演奏。
  • 栄伝亜夜が復活する気高い演奏。

そんな4人が競い、誰が優勝するのか?

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【蜜蜂と遠雷】直木賞&本屋大賞

「恩田陸」作の「蜜蜂と遠雷」

この作品は直木賞と本屋大賞を史上初のW受賞をした作品!

 

作者の恩田さんは、以前にも2005年の本屋大賞を「夜のピクニック」で受賞しています。

2回も本屋大賞と受賞した作家は初めてなんです!

 

そんな本屋大賞ってどういった賞なのか?

本屋大賞とは、本屋の店員が「今一番、売りたい本」を選ぶ賞で書店員だけの投票で選ばれるものなんです。

一次投票では、446書店564人の投票から10作品を選定。

二次投票で「蜜蜂と遠雷」が選ばれた。

つまり「売り手が決める賞」というわけです。

 

また2017年の1月には「直木賞」を受賞。

その時に恩田さんは「直木賞作家になりました」と喜んでいたましたね。

直木賞は最終的に作家が選考員を務めるので「作家が選ぶ賞」と言われます。

 

なので、「売り手」と「作り手」の両方が選んだ小説が「蜜蜂と遠雷」というわけです!

 

蜜蜂と遠雷はどうなる?

これだけの注目作品ですから今後は映画化やドラマ化をすることは間違いないでしょう。

ですが、これだけの作品を実写化するのは難しいから無理では?と言う人もいます。

なのでまずはアニメなどになるかもしれませんね。

「四月は君の嘘」もアニメ化をしてから映画化でしたね。

ですがこれはマンガでしたから「蜜蜂と遠雷」では少し違うかもしれません。

いずれにせよ「蜜蜂と遠雷」に注目です。

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コメント

  1. 匿名 より:

    夜のオリンピックではなくて、夜のピクニックですよ。