雛人形を飾るにあたって、よく分からない事は多いはず。
中でも、段飾りの並べ方ってよく分からない!
そんな時のためにここでは、
雛人形で段飾りの並べ方と飾り方は?
雛人形の飾り道具の意味
雛人形の飾り方には向きや方角どうなの? についてご紹介します。
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雛人形で段飾りの並べ方と飾り方は?
女の子の節句である、ひな祭りの要でもある
雛人形ですが、これがまた飾る事が大変です!
しかも段数が多いものだとよく分からない人も多いのでは?
どの段にどんな飾りを配置するのか、あなたはよくわかりますか?
分からない方のためにお教えしますね!
一段目 新王飾り
一段目は、「新王(しんおう)飾り」や「平飾り」などと言われています。
簡単に言うと、お内裏様とお雛様、ぼんぼりなどの飾りからなるものです。
また、二段の新王飾りもあり、二段目には道具が飾られ一段より豪華の印象になっています
今では、この新王飾りがコンパクトと言う事で人気があるんです。
飾り方
お内裏様とお雛様の間には「三宝」を置き、後ろには屏風、
左右には雪洞(ぼんぼり)を飾ります。
その配置は左から、
三宝には桃の花と桃花酒が飾られている場合が多いです。
また地域によっては、お内裏様とお雛様の位置が逆になる事があります。
これに関して、雛人形マンションのおすすめは人気の収納式?飾り方と飾る場所は?で詳しく書いてあるので時間があったら読んでください。
二段目 三人官女
三人官女とは、お内裏様とお雛様のお世話役の事です。その名の通り3人います。
並び方は左から、
⇒高坏 ⇒長江銚子(ながえちょうし)
高坏とは、食べものを盛る足つきの台の事で、雛人形では紅白餅がお供えされています。
そして大切なことが、それは三人官女はそれぞれ別物なので決まった位置に飾ります。
どうやって見分けるのか?
- 眉毛があり、口を開いている人形は銚子(左)
- 眉毛なしで、お歯黒、座っている人形は中央座り(中)
- 眉毛があり、口を閉じている人形は長江銚子(右)
このようになっています。
また、眉毛が無いと既婚。口を閉じていると働き者と言う意味があるんです。
三段目 五人囃子(ごにんばやし)
五人囃子とは、少年から構成された楽団のとこで、美少年が多いようですね。
配置は左から、
四段目 隋臣(ずいじん、ずいしん)
この四段目の隋臣は、右大臣と左大臣のことです。
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見分け方は
- 老人でヒゲがあるのが、左大臣。背矢、矢を持っている。
- 若者でヒゲがない、右大臣。 太刀、弓矢を持っている。
左大臣は、文武両道
右大臣は、家や人を守る者とされています。
配置は左から、
両大臣の間に、御膳と菱餅を配置して、
左大臣は「右」、右大臣は「左」に配置します。
五段目 仕丁(じちょう)
衛士(えじ)や三人上戸(さんにんじょうご)ともいいます。
この仕丁は、いろんな雑用をやってくれる役割です。
配置は持っている物と表情で決まります。
- 怒り顔で、台傘やほうきを持っている(左)
- 泣き顔で、沓台(くつだい)やちり取りを持っている(中)
- 笑い顔で、立傘や熊手を持っている(右)
配置は左から
台傘(だいかさ) ⇒沓台(くつだい) ⇒立傘(たてがさ)⇒
左近の桜(さこんのさくら)
持っている物は地域によって違い、
台傘、沓台、立傘は出かける時を表し、
ほうき、ちりとり、熊手は宮中の掃除を表しています。
この「ほうき、ちりとり、熊手」は、関西とくに京都での雛人形の場合です。
六段目、七段目 嫁入り道具
六段目、七段目は嫁入り道具になっています。
並び方はその雛人形で違いがありますが基本的には
六段目は左から
鋏箱は長持の上へ乗せます。
七段目は左から
3段飾りや5段飾りでは、置く内容が変わってくる場合があります。
雛人形の飾り道具の意味
桜橘 (さくらたちばな)
桜橘は、京都御所の「左近の桜」「右近の橘」を模しているもので、
京都御所の紫宸殿は北を背にして南向きで、天皇の左(東)を守る近衛兵を左近衛、西を守る人を右近衛と呼ぶんです。
これにならってひな飾りの桜橘を「左近の桜」、「右近の橘」と呼びます。
菱餅 (ひしもち)
菱餅の色には意味があり、
桃色は桃の花、白は雪の純白、緑は草が萌える大地を表していて、
これは三月の早春を表しているとも言われています。
赤色はクチナシの色で解毒作用があり
また、菱餅のヨモギは昔から邪気を払う薬草として
桃は古来中国では、魔除けのちからがあるとされ、薬としても使われていました。
これらは、汚れを払う意味で縁起がよく
女の子が健やかに育ってほしいと言う願いで飾られているんです。
緋毛氈 (ひもうせん)
これは雛人形を飾る時に敷く敷物の事です。
この緋色は生命力を表し、風水でも金運や幸運を呼ぶとされています。
雛人形の飾り方には向きや方角どうなの?
雛人形の飾る時に方角はどの方角が良いのか気になりますね。
結論から言うと、特に決りはありません。
ですが、雛人形の内裏雛は天皇、皇后を表しています。
天皇は南に向かって座るとされているため、
雛人形は南向きが良いとされています。
また神棚の向きをまねると言う方法もあります。
神棚は、東向きもしくは南向きなので、神棚が向いている方向に飾るのも良いでしょう。
まとめ
どうでしたか?
雛人形を飾るのは結構大変です。
しかも細々した物が多いので、どれをどこに飾るのか分からなく事があります。
なので、混乱することなく確実に飾り付けましょう。
何回かやれば慣れて来るものですよ(^^)
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