お正月にお店やデパートにはよく門松があります。
でも意外に知らないのがその意味です。
知れば知るほど面白くなるそんな意味をお教えします。
そんな疑問にここでは、
・正月飾りの門松の意味と由来は?
・門松の意味3本あるのは松竹梅?
・門松の意味で切り口がなんで斜め? の3つをご紹介します。
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正月飾りの門松の意味と由来は?
門松はお正月の風物詩と言ってもいいくらいの物ですね。
でもその意味を知っている人は少ないのでは?
そんな意味を知っていれば、あなたは日本人としてランクアップが出来るかも(^^)
立派な門松はよく新年のデパートなどで見る事ができますね。
私も見ると「おぉスゴイな~」と思ってしまいます!
何かしらの意味はあるんだろうけど、意味までは知らない方のためにでは早速お教えしますね!
そもそも門松の意味とは
門松の意味は、秋が来て収穫が終わると神様が山へ帰るとされていて、新年を迎えて人々はまた農耕を始めます。その時にまた神様をお迎えするために
神様が来やすい様に目印として、門松を飾るんです。
つまり門松は「神様、こっちですよ~!家に来て。」と言う意味で目印って事です(^^)
ここで紹介した神様は年神様、年神様はその一年を実りと、
幸せをもたらしてくれる為に山から降りて来てくれる新年の神様です。
なので、門松は「五穀豊穣」の意味合いもあります。
門松は日本に古くからあり、平安時代にはあったようで
室町時代に今のような玄関に飾る風習があったようなんです。
なかなか歴史がある物なんですね!
そして、「門松」なのになんで「松」じゃなくて「竹」を使うのか?
元々は松を使っていたんです。神様が来やすい様に目印になるように「一本の松」が由来のようなんです。
また平安貴族達は「子の日の松」と言って長寿祈願の意味で松を飾っていたようで、
今でも関西の一部では、根の付いたままの松に白い和紙で包み金赤の水引を掛けて飾ります。
いまでは、多種多様な門松がありますね。
この様に「花」を一緒に飾った物まで!!
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門松の意味3本あるのは松竹梅?
なぜ門松には竹が3本あるのか?これにも意味があります。
まず竹の長さは、7:5:3になっているんです。
そして、裾に荒縄を使い巻くのですが、これも巻く回数が決まっていて
下7回、中5回、上3回の比率で巻きます。
・1番長い竹と7回巻いた荒縄が男
・1番短い竹と3回巻いた荒縄が女
・真ん中の竹と5回巻いた荒縄は仲を取持つという縁起物で、2で割り切れない、めでたい比率になっています。
これは結婚式のご祝儀も割り切れない数にする事と同じでしょうね!
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また門松には「松竹梅」も縁起物としてよく使われます。
松竹梅と聞くと、今の日本人は「上中下」のようにランクがあると思ってしまいますが本来は優劣はないんです。
松竹梅は元々は中国から伝わったものです。
では松竹梅について詳しく見ていきましょう。
松
松は、冬でも葉が落ちない常緑樹でもある事から、
古来の中国で生命力や長寿などの象徴とされ、神が宿る樹木とされてきました。
そのことから日本でも、神聖で縁起の良い樹とせれているんです。
竹
竹はとても生命力が強く、数年で大きくなる、真っすぐ育つ。
この事から、竹は生命力や繁栄の意味合いがあるんです。
梅
昔の新年の始まりが、梅の花が咲く季節で「始めに咲く花」。
更に、花は紅白で縁起が良い事。
これらの事で、昔から縁起物とせれています。
松竹梅の他にも
蘭、菊
これらも、古来の中国では縁起物とされています。
昔の中国の絵にはよく描かれていますね。
千両、万両、南天
サクラソウ科の植物で万両や千両の二つの呼び方がある。名前からしていかにも縁起物な感じです(^^)
そして南天は万両と同じような植物で、
枝に赤くて小さい実がついているのを見たことは無いですか?
これが南天(なんてん)です。
南天は「難転」、「難を転じて幸となす」として縁起物とされています。
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門松の意味で切り口がなんで斜め?
なんで門松の竹は斜めなのか?
門松の竹には、2種類あり
- 斜めに切った「そぎ」
- 真横に切った「寸胴」があります。
元々、門松は横に切った「寸胴」だったようなんです。
じゃあなんで斜めの「そぎ」になったのか?
それは「徳川家康」に関係があるんです。
時は1572年、「三方ヶ原の戦い」
徳川 対 武田
これは歴史好きには有名な話で、徳川家康の生涯唯一の敗北として知られています。
それはそれは、酷い敗戦だったようで
家康が逃げる時に、お漏らしをするほどw
その時の悔しさを忘れない様に、絵まで書かせたんですよ(;^^)
絵の家康は悔しそうな顔をしています!
そしてその時の対戦相手の武田信玄に対して、次は斬るぞという念を込め
武=竹を、次の年初めにバサッと切ったのが始まりという説があります。
後の天下人ですから、この門松を一般化させたかもしれませんね(^^)
家康とはスケールが小さくなりますが、他にも、意味があり
竹を節から斜めに切ると、切り口が笑っている口に似ていることから
「笑う門には福来る」として縁起が良いとも言われています。
この事から、お客様を迎えるサービス業が、斜めの「そぎ」を多く使うようです。
また、銀行などの金融関係ではお金が貯まりやすい様に横に切った「寸胴」が多いようですね。
このような、日本らしい洒落がいろいろあるんですね(^^)
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まとめ
いかがでしょうか?
門松の意味を知っている人はそんなに多くは無いはず、
知って入ればいざという時にうんちくとして披露できるかもしれませんね。
うんちくではなくても、門松の意味を知り、神様を迎える心構えがつくと良いですね!
意味を知って入れば、神様も「良い心掛けだ!」と褒めてくれるかもw
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